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ブーブーいわせてた日々から早一年。ついにDS-10を購入してしまいました。中古屋で見かけてしまったのが敗因です。コンシューマゲーム機も人生ではじめて購入。
それでいろいろ遊んでいるわけですが、もうむちゃくちゃ楽しいですわこれはっきり言って。タッチスクリーンをぐりぐりするだけでフレーズが次々と生みだされるKAOSS PADモードは言うまでもありませんが、シーケンスデータの作成・編集のしやすさも特筆もの。タッチスクリーンとスタイラスの組みあわせとシーケンサがこんなに相性がいいとは思いませんでした。なんで両方ともタッチできるようにしないんだと思うくらい。
そうやっていじってれば曲らしきものもかたちになるわけで、せっかくなので聴けるようにしてみました(MP3ファイルです)。調子に乗ってタイトルまでつけちゃいましたがしょせんは習作の小品なのでそれなりのつもりで聴いていただければ幸いです。
なお音色は『KORG DS-10 performance guide book』や各サイトの設定を一部参考にさせていただきました。(2009-08-01)
またあ?とお思いのあなた、いえ、そうではなくてサイトのほうの話です。
これまではDTIさんのところに間借りしていたわけですが、諸般の事情により通信環境を見直さなければならなくなり、そこでつい魔が差してホスティングサービスを申しこんでしまいました。
あたらしいURLはこちら:
http://www.dbc-works.org/feedback/
これまでのURL(http://www.vesta.dti.ne.jp/~juno/)は秋口くらいまでになくなる予定です。ブックマークされている奇特な方は更新をお願いします。(2009-07-15)
http://www.vesta.dti.ne.jp/~juno/ はなくなりました。(2009-11-23)
ブンブンサテライツの二枚目のフルアルバム。
なんだかんだで結局いままでのアルバム全部聴きました(除く海外盤)が、個人的にはいまのところこれがベスト。非常にくたびれて心がささくれているときに聴くとよく合うんです、これが。人工的なドラムサウンドをベースにクラブ・テクノ系にもロックにもジャズにもおさまらない、刺激的だけれどもダンサブルでない、攻撃的というのともちょっと違う独自のサウンドを生みだしているという点では本作がいちばんではないかと。好き嫌いが激しく分かれそうなのでおすすめはしませんが、一度くらいは聴いてみてもいいかもしれません。……あんまりこういうサウンドを親密に感じるというのはどうかという気もしないでもありませんが。
ちなみに次点は『Joyride』に『Photon』、『Full of elevating pleasures』。『Outloud』は散漫な印象がぬぐえませんし、『Go』と『Exposed』はボーカル / メロディオリエンテッドにしてライブフロアコンシャスにしたいという狙いはよくわかるもののこちらはそれにつきあうほど若くありません。(2009-07-05)
(SONY MUSIC ENTERTAIMENT, SRCL 4997)
いまごろになってスティーヴ・ジャンセン『SLOPE』を買ってきてずっと流してます。地味で静謐でポップとか劇的とかけれん味とかから縁遠い感じがなんだかすごくフィットするのです。通勤に向かないのが残念なのです。いい音楽ですよ。(2009-06-28)
――などと休日出勤前にコンビニに寄ったらボウイのタイトルのもじりが脳裡に浮かんだのですよ。おでんも中華まんも一年中売るようになって久しいですが、季節ごとの売りあげの変化ってどれくらいあるんでしょうねえ。
なんでこんなことを思いついたかというと中華まんを一瞬買おうと思っていまは冬じゃないと気づいたからです。……お、俺の二ヶ月はいったいどこに行ったのか……(2009-05-06)
この一週間は高橋幸宏氏の「名もない恋愛」が脳裡で響くことが多かった。
聴いたことのない人には、RCサクセションの「君が僕を知ってる」と歌詞が同系統と言えばわかってもらえるだろうか。
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND13477/index.html
それでわかってもらえるのであればなんでそんな歌が響くのかもわかってもらえるかもしれない――どうやらそうとうくたびれているようなんですよ。
「名もない恋愛」も「君が僕を知ってる」もある意味理想の恋愛を歌っている歌だ――無前提に無条件に無限に「僕」を肯定してくれる「君」と共にいる歌。しかしそんな「君」は現実にはいはしない(若いころはそんな夢を信じたい気持ちも強かったけど)。その意味でどちらの曲もファンタジーだし、それはそれでいいとも思っている。曲のよしあしとリアリティの有無は関係ないわけだし。
けれど、どうもあんまりくたびれてくるとどうやらそのファンタジーをリアルに求めたいという願望が漏れだしてくるらしい。
それは自分の弱さだと思う。しかし一方でそういう弱さはあったっていいじゃないか、とも思う自分もいたりするわけです。やれやれ。(2009-04-26)
某所でいくつも掲げられていた旗にあまりにあきれ果てたので写真まで撮ってしまった:
……すこしは恥というものを知ったらどうか。(2009-03-28)
すでに連絡の届いた方もいらっしゃるかと存じますが、私このたび転居いたしました。連絡の届いていらっしゃらない方で住所をお知りになりたい方はご一報ください。(2009-03-07)
先のエントリでは私としたことがチューリップ「サボテンの花」を失念していました。不覚。他に沢田研二「勝手にしやがれ」という指摘もいただきました。たしかに!
さてそれで思いだしたのですが、ぐるぐるまわってバターになる系の音楽というのもあるんですよ。といっても私が知っているのはTETSU100%「…かもしれない」(『Jack-In-The-Box』収録)とZABADAK「Around the secret」(『遠い音楽』収録)しかないのですが。以前Webで一曲教えてもらったのですがそれは思いだせず……
なんでこんな系譜があるのかというと、ほぼまちがいなく絵本『ちびくろサンボ』の影響と考えられます。どう関係があるのかわからない人は一読してみるといいでしょう。もっとももしかしたらそれはむずかしいかもしれません。この絵本は1980年代の終わりに差別図書だとの糾弾を受けて一時期各社版がすべて絶版になってしまいましたから。
事の経緯は追いかけるとなかなか興味深いのですがここではそれは措いておきます。私にとって大事なのはかの絵本の想像力が後に生みだされた創作物におおきな影響を与えたことですから。そしてそれは数曲におさまるものではないと思うのですが、残念ながら前述のもの以外耳に触れた機会がないのですよ。どなたかご存知ではありませんかねえ。(2009-02-07)
――という系譜があるんじゃないかとこのあいだふと思ったわけです。
いちばん有名なのは大沢(現・大澤)誉志幸の「そして僕は、途方に暮れる」(『Confusion』収録)じゃないかと思いますが、シングルカットされていない曲で私がまず思いつくのはなんといってもムーンライダーズの名曲中の名曲「ボクハナク」(『Don't trust over 30』収録)。変形として高橋幸宏「朝色のため息」(『EGO』収録)。
ここまではいずれも'80年代の曲ですが、そもそも御大細野晴臣がそのソロデビューアルバム『Hosono House』で「終わりの季節」という名曲をものしているんですよねえ。
私の偏った音楽体験でこれだけすぐに思いつくのですから、世の中にはもっとたくさんの君が部屋を出ていった系の音楽があるんじゃないかという気がするのです。お気づきの方はぜひご一報を。
(文中敬称略)
(2009-01-24)
(2009-01-01)