――報われる日が来ますように、そう願って。
これは苦労しました。曲は手癖の範囲で済みましたが、まず歌詞で難航。歌ものはひさしぶりということもあったかと思いますが、最近口の開きかたなんかが気になりだしたりしまして、なんかそのまんますぐ言葉になるという感じじゃないんですよねえ。
なんとか歌詞をかたちにして Megpoid に歌わせてみたところ、今度は音域低すぎ問題が発覚。まあぎりぎりのあたりで歌わせるのでははじめてではないのでこれまでの経験にのっとってライブラリの選択とジェンダーファクター調整を行ったのですが、今回は一部歌詞で低域のイレギュラーな増幅が発生して取れません。しょうがないので VOCALOID4 Editor での手当てはあきらめて DAW の EQ 低域をばっさりカット。結果当然のことながらダイナミクスが大幅に変化したので、普段書かないくらいこまかくオートメーションを記入、これでようやくまとまりました。他にヘッドフォンで行った仮ミックスをスピーカーで聞いて根本的に変更したりもして、うーむ、なんでこんなに苦労するのか、ぜんぜん成長してない気が……
あ、ばきばきに加工したボーカルトラックに指定したiZotope Neutrinoは効果がありました。またもし聞きやすくなっていたとしたらブラックフライデーのセールで購入したiZotope Ozone 8 Elementsのおかげに違いありません。Ozone 8 Elements については後日別のエントリで。
動画は例によってキャラミん Studioの出力と『まるごと FREE でつかえる動画素材 123neo(http://www.bnn.co.jp/books/title_index/dtv/free123_neo.html)』『まるごとFREEでつかえる動画素材123 FULL』の素材をHitFilm Express 2017で加工したもの。カメラワーク含めもうネタがない感がありありでございます。もうちょっとなんとかしたいとは思ってはいるんですけどねえ。
これで今年は 15 曲リリースとあいなりました。来年はすこしペースを落としたい所存……
(これまでの作品は「はりぼてミュージアム」からどうぞ)
2020-11-23(Mon)追記: この曲を含むアルバム"しるしのゆくえ"をリリースしました。