「視覚障害学生石川准と東大図書館員河村宏:その1970年代から21世紀へ」に対するきわめて偏った瑣末な注釈の試み
今年(2019年)の1月1日に立岩真也氏がたいへんおもしろい座談会を紹介されていました。視覚障害学生石川准と東大図書館員河村宏:その1970年代から21世紀へ話題の中心は石川准氏の勉学と協力する関係者の様子ですが、ちょうど情報機器、特にパーソナルコンピューターの発展する時期と重なっているため、日本での障害者による情報機器利用史にもなっていますし(初期のいわゆる「自炊」の話も出てきたり)、現状のアクセシビリティ関連の状況への批評ともなっています。こういった話は貴重でたいへん興味深く読んだのですが、基本的には記憶に頼った発言なので少々正確さに欠ける面があるのは否めません。というかこまかいことを気にする俺ってどうなの?と思いつつ、せっかくなので気になる点は公開しておこう、ということでコンピューター関係のわかる範囲に勝手にささやかな注釈をつけたいと思います。…