2022 年 8 月にリリースされたProcessing 4、二年半ぶりの待望のメジャーバージョンアップはベースとなる Java も 8 から 17 にアップデートされ、Java モードで使える文法が最新の Java により近づきました。過去のエントリ使えない Java の機能を知る / Processing と Java のあいだ(その 2)は更新しましたが、記載しなかった機能についても簡単に確認したのでメモしておきます。
使える機能
- var 識別子(ローカル変数の型推論)
- テキストブロック(Programmer's Guide to Text Blocks)
- ラムダ式(Lambda Expressions (The Java™ Tutorials > Learning the Java Language > Classes and Objects))
- interface のデフォルト・メソッド(Default Methods (The Java™ Tutorials > Learning the Java Language > Interfaces and Inheritance))
- try-with-resources(try-with-resources 文)
- スタティック・クラス(Java 的にはスタティック・ネステッド・クラス)
使えなさそうな機能
試してない機能
- パターンマッチング
……とまあこんな感じ。モダンな言語により近づきました。使えるようになった機能が Processing 利用者の創造性に寄与するとよいなと思います。