Tracktion T7がフリーになったとのことなので、後継のTracktion Waveformの小ネタをひとつ。
Tracktion Waveformのレンダリング機能で出力するWAVファイルは普通のWAVではなくBroadcast Wave Formatという形式になります。
先のリンク先によれば、普通のWAVには存在しないメタデータ(RIFFチャンク)が存在するとのこと。Tracktion Waveformのレンダリング結果の場合具体的には次になります:
- JUNK
- bext
- smpl
これらのメタデータは通常は無視されるため、たとえばWindowsメディアプレイヤーでは普通に再生できますが、一部ソフトウェア・ライブラリなどでは厳密にチェックしているものがあり、たとえばJavaのminimライブラリは本エントリ作成時点で再生に失敗します。うまく取りあつかえない場合はなんらかのかたちでメタデータを編集して削除しましょう。私の場合FLACのコマンドラインツールでFLACに変換してからWAVに戻してます。
しかしT6に続いてT7もフリーになったということは、来年はWaveform 8がフリーになるのでしょうか。