高野寛氏の代表曲のひとつ、「夜の海を走って月を見た」のカバーに挑戦。
実はカバーしようと思っていた曲は他にあるのですが、リズムとかいろいろ思いついてしまったものでつい勢いで。ファーストアルバム収録のオリジナルにベストアルバム収録のニューバージョン、ライブアルバム収録の弾き語りバージョンに2011年の新録バージョンとご自身によっても何度も録音されているの分の悪いことおびただしいのですが、そのどれとも違う感じになるように、無機的な雰囲気を狙ってみました。貧弱に聴こえるM01Dのピアノやギター(しかもレガートに聴かせられない……)をどうするかはちょっと悩みましたが、これはこれで1980年代後半を感じさせてありかという気もしたので、ひとまずはこのかたちで。もしかしたらそのうち音色を差し替えて再挑戦するかもしれません。
今回から録音はTASCAM US-366です。RCAピンジャックのライン入出力があってガジェット楽器録音時のレベル決めに悩まなくていいのと光デジタル端子があって他にも転用できるのが主な理由。ROLAND DUO-CAPTUREはわかりやすくてよかったんですけど、録音しているときにおとなしくしていないとノイズが入るんですよねえ。というわけで消費税増税前に切り替え。
カバーの場合著作権管理の関係でYouTubeだけで公開することになりますが、Windows Mediaビデオは音声再生周波数の既定値が48KHzなので、ものは試しと録音も24bit / 48kHzで試してみました。ところがよくたしかめてみたらVOCALOIDは16bit / 48kHzが限界で、8bit分無駄にしたような気分。音質的にもこのレベルだとまああんまり関係ないですかねえ。次はまたあらためて考えます。
(これまでの作品は「はりぼてミュージアム」からどうぞ)