Processingの動画生成機能は音声は考慮されていないので結合は別途行う必要があります。普通そういった用途にはAdobe PremiereやCyberLink PowerDirectorといったノンリニアビデオ編集ソフトを使うのでしょうが、習作>作成の際に私が選んだソフトウェアはCakewalk SONAR X1 LEでした。なんでそんなことになっているかと言いますと……
- いままで動画は興味の対象外だったのでノンリニアビデオ編集ソフトなんて持ってない。
- フリーのエンコーダーとWindowsムービーメーカーを組みあわせて試してみたものの結果はやはりかんばしくない。
- そんな折、長年使ってきたCreative USB Sound Blaster Digital Music LXの録音機能が不調に。
- そういえばローランドのUSBオーディオデバイスにはSONAR X1 LEがバンドルされているという話。
- こいつが以前のバージョンと異なり動画も取りあつかえるというではないか。
- ちょうどGM程度の音色を持つソフトウェアシンセ音源が欲しいな思っていたところ。
- 駄目元で試してみるか。
……というわけでローランドのDUO-CAPTUREを買ってきて使ってみたわけです。本末転倒の極みだなあ。
で、結論から言いますと、これから試す人にはおすすめしません。素直にノンリニアビデオ編集ソフトを使った(持ってない人は入手した)ほうが迷わずに済むと思います。それはなぜかと言いますと……
- 動画のコンテナとしてはAVI / Windows Media Video / QuickTimeの三種類が指定可能。
- しかしQuickTimeはそもそも動画の各種設定画面が表示されない。
- AVIは設定画面は表示されるが何をやっても出力時にエラーになる。
- Windows Media Videoはかろうじて成功するが、これは前にWindows Mediaエンコーダーをインストールしたからかもしれない。
……といったあんばいなわけです。
まあおまけ機能に多くを望むわけにはいきませんが、問題に直面したときに解決するための情報を調べるための手段がないんですよね。それならはじめから専用のソフトを使ったほうが無駄な時間や手間をかけずに済むのではないかと思います。私みたいな物好きは別として。
WebにはSONAR X1 LEの動画機能についての情報が見あたらなかったのでメモとしてエントリを起こしてみました。どなたかのお役にたてば幸いです。