XGPに期待してWILLCOM CORE 3Gを使っていたが、もはや望みはほとんどないので今月からモバイルWiMAXに乗り換えた。通信速度が向上した上に安くなって言うことなし、のはずだったのだが、個人的には一点だけ問題があった。PPTP接続がまったく維持されないのだ。仕事の都合上職場にあるPCへのリモートデスクトップでの接続は必須で、いまどき業務用のPCとの通信を直接可能にするような設定はするわけにはいかないのでPPTP接続を行ってからリモートデスクトップで接続する手順になっているのだが、これがある程度の通信が発生したところで問答無用で切断されてしまう。普段から使うわけではなく緊急時のみ必要になるのでそのときだけWILLCOM CORE 3Gを使うようにしてもいいのだが、一方ではうまくいくものが一方ではうまくいかないという状態を放っておくのは気分が悪い。
そんなわけでいろいろ調べたり試行錯誤したりして、ついに解消することに成功した。
原因はMTUのサイズだった。モバイルWiMAXのMTUはPPTP用にはおおきすぎるためそのままだとIPフラグメンテーションが発生する。IPフラグメンテーションが発生するとPPTPの接続が維持されないのだ。
次のURLの内容を参考にPPTP用のMTUをちいさめに設定したところ切断は発生しなくなった。
[HOWTO] PPP 接続または VPN 接続のデフォルトの MTU (最大転送ユニット) サイズの設定を変更する方法
仮に1280としたが、もしかしたらもうすこしおおきな値でも大丈夫かもしれない。
なおこれらはすべてWindows XPでの話。